遺品整理お役立ち情報

継承できなくなった遺品の御魂抜きの方法

引き継ぐことが難しくなった遺品

日本では、世界でも類を見ないほどの速さで高齢化社会に突き進んでいます。
高齢化社会になる以前に欧米並みに核家族化が進んだ結果、世界でも例がないほど独居高齢世帯が増えています。
高齢化・核家族化が進んだことにより、遠く離れて暮らしていたご家族が孤独死されることも少なくなくなってきました。
通夜・葬儀を執り行った後、故人様の遺品を整理しなければならなくなることも少なくありません。
自己保有の家屋なら心の整理がついてから取り掛かることもできますが、賃貸物件にお住まい出会った場合はそうも行きません。
ご遺族が自宅に引き取ることが理想なのかもしれませんが、日本の住宅事情ではなかなかそれも難しいことです。
すでに生活に必要なものがすべて揃っている状態のところに、故人様の愛用されていたものを持ち込めばお住まいが物でいっぱいになってしまうでしょう。

家庭の事情で遺品を手放すことも

由緒正しいお宅にお伺いすると、重厚な仏壇や先祖代々の位牌、遺影などが一室に安置されていることがあります。
そこにお住まいの方々が、代々受け継がれ面倒を見てこられたのでしょう。
しかし、親世代がお亡くなりになることで、それらが打ち捨てられることも少なくありません。
進学や就職などで上京され、そこを生活の本拠地とされている子世代にとって、親世代から大切な遺品を受け継ぐことはなかなか難しいものです。
最近では、遠くにあっては墓参りもできないと、近くのお寺にお墓を持ち込まれる方も多くなっています。
この状況では、いくら大切なものでも受け継ぐことが難しいことがあるでしょう。
諸事情により手放すとしても、ゴミとして処分するのは気が引けるものです。
それなりの手順を踏むことで、ご遺族の心の負担を少しでも軽くすることができるかもしれません。

遺品の御魂抜き

一部の宗派をのぞき、仏教では仏壇やお位牌などには魂が宿ると信じられています。
そのため、葬儀の後、ご僧侶によって仏壇やお位牌などに御魂入れが行われます。
宗派によっては開眼供養などと呼ばれていますが、どちらも同じことです。
ご僧侶によって御魂入れが行われたのであれば、処分する時は御魂抜きをしなければなりません。
御魂入れをしたままで処分してしまっては、そこに込められた魂まで捨ててしまうことになりかねません。
いくら古くなっていたとしても、そのような行為をするのは仏教上のタブーとされています。
仏壇やお位牌はただの入れ物や板ではなく、そこに魂が宿っているからこそ毎日毎晩手を合わせる対象となるのです。
それを処分するとしたら、まず魂を抜いて天上に返さなければなりません。
その魂を抜く儀式を御魂抜きと言うのです。

御魂抜きの対象となるもの

本来の仏教上の儀式であることから、仏壇やお位牌、仏具、遺影などが対象となります。
宗教的なものには仏壇やお位牌の他に神棚や神札がありますが、こちらは仏教ではなく神道であるため神社で祈祷を受けるか返納をする必要がありますから対象外です。
それでは、仏教に関連するものだけが対象になるのかといえばそうとも言い切れません。
日本では古来、八百万の神といい万物に神様が宿ると教えられてきました。
神仏習合と言い、神道の教えが上手く取り入れられています。
また、仏教には草木成仏などの教えもあることから、万物に仏性が宿るとも言われています。
そこで、仏教儀式に使われる仏具だけでなく、あらゆるものに魂が宿ることがあるとされているわけです。
そのため、本来は仏具ではない人形や針、ロボットまで、供養の対象とされています。
そう考えれば、ご遺族が御魂抜きをしたいと考えれば、すべての遺品が対象になります。

目に見えない魂の考え方

御魂を入れる抜くといいますが、一般の方はその魂を目に見ることはできません。
ご僧侶が読経され説法などをされたから魂が入った・抜かれたと信じるだけで、目で見ているわけではありません。
あくまで信じるか信じないかの問題です。
ただ、仏教上の作法通りにすることで、心のけじめをつけることができるのではないでしょうか。
熱心に仏教を信じているわけではないけれど、不用なゴミとして捨ててしまうのは気がかりである、何か悪いことが起こるのではないかと心配だという方も少なくありません。
それならば、仏教上の作法に沿って儀式を行い、故人様への感謝とともに心のけじめをつけてはいかがでしょうか。
その方が、ご遺族の気持ちも晴れ晴れとすることでしょう。

御魂抜きのタイミング

それでは、いつ御魂抜きをすればいいのでしょうか。
宗派によって多少の違いはありますが、仏教儀式であるため法要などと同じように進められます。
葬儀と同時に行うのはいかにも性急ですから、一般的には四十九日の法要と同時にされるのが良いのではないでしょうか。
それでは早すぎるという場合は、お盆やお彼岸、一周忌などに執り行うのも良いでしょう。
もちろん、もっと早く執り行いたい場合は、ご親族や縁故者などとご相談の上決められることをおすすめします。
後からトラブルにならないように、ご親族や縁故者のみなさまに広くお知らせしてから執り行いましょう。

御魂抜きはお付き合いのある寺院に

いつ執り行うのかが決まったなら、早めにご僧侶に依頼しましょう。
故人様と日頃お付き合いのあるご僧侶か、檀家となっている寺院にお願いするのが一般的な筋です。
ご僧侶も、檀家でなければ法要に参列されないことがほとんどです。
しかし、江戸時代の檀家制度が崩れてから久しく、離れ離れに暮らされていた場合どの寺院の檀家であったのか判然としないこともあります。
そのような場合は、弊社のような専門業者にご相談ください。
弊社では、遺品整理だけでなく、ご要望があれば必要な提案をさせていただきます。
宗派にこだわられる場合も、ご希望に沿ってご僧侶を紹介することも可能です。

ご僧侶の手配から御魂抜き

檀家制度の崩壊とともに、最近はあらゆる業者が紹介サービスを提供しています。
石材店や便利屋などが行っているサービスもありますが、葬儀でお疲れのご遺族がいくつもの業者と折衝するのも大変でしょう。
弊社であれば、遺品の整理から、御魂抜きやお焚き上げ、処分にいたるまで、トータルでお任せいただきます。
いくつもの業者とそれぞれ見積もりや契約をするのは大変ではないでしょうか。
弊社にご相談いただければ、面倒なことは一切なくすべてお任せいただくことができます。
ご僧侶の手配なども安心してお任せください。

御魂抜きへの参列

四十九日などの法要と同時に行うとしたら、法要の参列者も参列することになります。
また、一般的な法要とは別に執り行うとすると、参列者は身内だけのことが多いようです。
特別に参列を希望する方がいる場合は、ご遺族が判断すればいいことです。
ただ、内々の儀式であることから、特別に参列したいという方がいらっしゃるとは考えにくくお身内だけで十分でしょう。
ご僧侶へのマナーは、一般の法要とまったく同じで変わるところはありません。
服装も法要と同じ礼服で、男性は黒のネクタイを着用されることをおすすめします。
当日は、故人様のことを思いつつ厳かな気持ちで参列すれば十分です。
食事など華美に行う必要はまったくありません。

御魂抜きをした後

すべてが終了した後、一般のゴミと同じように捨てればいいのでしょうか。
魂を抜いた後は、ただの箱であり物になったわけですから、普通のゴミと同じように廃棄処分にしてもいいではないかと思われるかもしれません。
しかし、魂を抜いたとしても、位牌や遺影、写真などをそのまま捨てて平気だという方は少ないのではないでしょうか。
何かしら心に引っ掛かるものがあるはずです。
普通のゴミであってゴミではない、一度は魂が宿っていたものであるのだから丁重に扱いたいと思われるのではないでしょうか。
もともと、処分するために魂を抜いたわけですから、そのまま持ち続けることは考えられません。
手放さないのであれば魂を抜く必要がないはずです。
それでは、どのように処分すればいいのでしょうか。

永代供養する

お位牌や守り本尊、小さな仏像などは、檀家となっている寺院にお納めし永代供養をお願いすることもできます。
永代供養とは、寺院などにお位牌を託すことで、自分が亡くなった後も供養してもらえる制度のことです。
実際には永代とは行きませんが、それでも長く供養を行ってもらえることに変わりはありません。
寺院に預かってもらうことで、ご遺族としても肩の荷が下せるのではないでしょうか。
しかし、永代供養を行ってもらえるのは、お位牌など限られたものだけです。
魂を抜いてもらったその他のものはどうすればいいのでしょうか。

お焚き上げをする

すべてのものを永代供養していただくわけにはいきませんから、その他のものはお焚き上げされることをおすすめします。
お焚き上げとは、護摩業などを由来とする儀式で、炎により清めることで天上(極楽浄土)にお返しするというものです。
天上におられる故人様の手元に、いつも愛用されていたものを届けるという意味合いもあります。
周囲に迷惑がかからないようであれば、自宅の庭で行う方もいらっしゃいますが、見た目は野焼きとあまり変わらないため注意が必要です。
最近は、環境問題に配慮し、お焚き上げを行わない寺院も増えています。
お焚き上げをすることで、周囲に迷惑をかけてしまっては故人様も悲しまれることでしょう。
そのようなことにならないように、弊社ではお焚き上げなどのサポートも行っております。
お焚き上げを行っている寺院への配送や別施設での合同お焚き上げなど、ご希望がありましたらなんなりとご相談ください。
できうる限りご遺族のご要望に沿う形で手配させていただきます。

遺品を廃棄する前に

仏壇や仏具などを廃棄する前に、どこにも何も隠されていないかきちんと確認しましょう。
貴重品を仏壇に隠される方は多く、へそくりや登記簿、証書などを知らずに燃やしてしまう方もいらっしゃいます。
それらは故人様がせっかく残された相続するべき大事な遺産ですから、間違っても燃やしてしまってはいけません。
仏壇には隠し引出しがあることが多く、そこに貴重品をしまわれている方もたくさんいらっしゃいます。
古い仏壇ほど隠れた引出しが作られていることが多いものです。
また、仏具の裏側に貴重品を隠されていることもあります。
引き出しという引き出しを開けてみて、隅から隅まで探されることをおすすめします。
もしかしたら、相続するべき貴重品や財産が見つかるかもしれません。

自治体ではなく弊社に

いくら魂を抜いているとはいえ、仏壇や仏具を粗大ゴミとして出すのはいかがなものでしょうか。
ご近所の目もあり、自治体の作業員の方も決していい気持ちはしないことでしょう。
弊社にお任せいただければ、焚き上げはもちろん魂を抜いた仏壇や仏具の処分もすべてお任せいただくことができます。
お焚き上げの後に、ご遺族が何かしなければならないということはまったくありません。
仏壇や仏具、大切なものを処分することを隣近所に知られたくない場合も、誰にも知られず処分することも可能です。
故人様が遺されたものをどうすればいいのかわからない、ご僧侶の探し方がわからない、自分で処分したくないなど、このようなお困りごとをお持ちの方は弊社にご連絡ください。
弊社の専任のスタッフが、ご遺族のご要望を丁寧にお聞きし、ご要望に沿った提案をさせていただきます。

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