遺品整理を安心して任せられる業者の選び方

初めての遺品整理

ごく普通の方で、何度も遺品整理を行った経験があるという方は少ないのではないでしょうか。
一生のうちでも何度も経験することではありませんから、初めて経験される方も少なくないでしょう。
どう選んでいいかわからず、適当に業者を選んだらハズレだったとしたら目も当てられません。
ワンルームマンションであってもそれなりの費用はかかりますから、選び方をはずした時の精神的・金銭的なダメージは相当なものです。
1度の依頼で済んだものを、また依頼することになれば手間も費用も倍はかかってしまいます。
それではどのように選べばいいのでしょうか。
初めての方でも、このポイントをチェックすれば大丈夫というポイントはあるのか確認してみましょう。

依頼主の話をよく聞いてくれる

故人様は、時として大量の遺品を遺されることがあります。
ワンルームマンションでも、2トントラック1台分の不用品が出ることも珍しくありません。
遺品整理する場合、それをどのように仕分けするかが重要になってきます。
遺産相続に関係する銀行通帳や印鑑、貴重品、そしてご遺族が分け合う形見などはしっかり確保しなければなりません。
そして、ご遺族が供養が必要であると考えた遺品は、供養品として別に確保する必要があります。
残った遺品は、処分することになりますが、処分方法はどこでも同じではありません。
ご遺族が寄付を望まれるのであれば寄付先を見つける必要があり、リサイクルを望むのであればリサイクルできるように手筈を整える必要があります。
もちろん、依頼されるのがご遺族とは限りません。
その場合でも、どのように仕分けをするかはご依頼主の意見に左右されます。
まずご依頼主の意見を聞かなければ、ご依頼主に納得いただける仕分けをすることはできません。
どのような仕分けをするかによってご依頼主の満足度が違ってくることを考えると、いかに事前にご依頼主の話を聞くことが大切であるかがおわかりになるでしょう。
事前見積もりの際に、どれほど丁寧に依頼主の話を聞いてくれるのかを気をつけてチェックしましょう。
依頼主の話をよく聞く業者ほど、満足できるサービスを提供してくれるものです。
弊社では、連絡をいただければ専門のスタッフが駆け付け、何なりとご相談をお伺いいたしますのでご安心ください。

現場責任者はいるのか

どのような仕事でも、現場に責任者がいるかどうかは、スムーズに作業が進かどうかを左右する大切なポイントです。
遺品が大量にある場合は、チームで仕分けをしなければなりません。
また、特殊清掃が必要な場合は、まず特殊清掃を行ってから遺品の整理を行うことになります。
一般的な不用品の回収と違い、現場ではどのようなイレギュラーなことが起こるかわかりません。
また、遺品のなかに貴重品や重要な書類ではないかと思われるものがあれば、ご依頼主に確認を取ってからどのような処分をするか決めなければなりません。
スタッフそれぞれがそれを行っていたら、とてもではありませんがスムーズに作業が進むわけがありません。
作業の進捗状況を把握し、必要な場合はスタッフとご依頼主の橋渡し役に徹する必要があります。
現場に責任者がいるかどうかは重要なポイントです。

リユース・リサイクルに積極的か

どのような遺品であったとしても、ご遺族にとっては大切な品です。
たとえ価値が低かったとしても、無造作に捨てられることに抵抗を感じられることもあります。
故人様が大切に集められていたコレクションなどは、どれほどの高値が付くかと期待されるご遺族も少なくありません。
どれほどお金をかけて集めたコレクションだったとしても、市場価値がそれほどない場合もあります。
しかし、できるだけリユース・リサイクルを心がけることでご遺族に納得いただくこともできます。
遺品をできるだけ有効に使いたいとお考えでしたら、リユース・リサイクル、そして買取などを積極的に行っている業者を選びましょう。

特殊清掃の設備

日本は超高齢化社会に突入していると言われていますが、中高齢者の一人暮らし世帯も増え続けています。
そのため、自宅の部屋のなかでひそかに孤独死されていることも少なくありません。
すぐに発見されればいいのですが、発見が遅くなった場合は特殊清掃が必要になります。
害虫対策や異臭対策もしなければならないため、特殊清掃をするにはどうしても専門の設備が必要になります。
二酸化塩素噴霧器やオゾン発生装置などの設備を持っているかどうか確かめてみましょう。
また、どの範囲まで清掃してもらえるのかも確認しておくことをおすすめします。

車両ナンバーの色

遺品整理を依頼する場合は、車両ナンバーにも注目しましょう。
事前見積もりにやってきたスタッフの車両ナンバーやスタッフが乗って来た車両のナンバーのチェックは簡単にできます。
家電リサイクル法に定められている家電やご遺族から預かった形見分けの品を運送する場合、白ナンバーの車両で運搬することはできません。
白ナンバーの車両で運搬すると法律違反になってしまいます。
冷蔵庫や洗濯機などの家電や形見分けの品を運送するには、緑ナンバーか黒ナンバーの車両でなければなりません。
普通自動車の場合は緑ナンバー、軽自動車・ワンボックスカーの場合は黒ナンバーとなります。
正規の車両ナンバーを付けているかチェックしてみましょう。

見積書を確認

この業界には、いまだに正確な見積書を提出しない業者も存在します。
会社名、担当者名、所在地、連絡先の4つは、見積書にあって当たり前で、なかったとしたらかなり手抜きの印象を拭えません。
また、この4つが書かれていたとしても、金額だけが大書されている見積書は考え物です。
作業項目や費用の詳細が書かれていなければ、何にどれだけの費用がかかったかがわかりません。
見積書に、トータルの金額だけでなく、作業項目ごとの費用が詳細に書かれているかチェックしましょう。
もし、大雑把すぎてわからない時は、納得いくまで説明を受けることをおすすめします。

請求金額と見積金額

見積金額と実際の請求金額は、まったく同じであることが大前提です。
イレギュラーなことが起こる場合もありますが、その場合でも追加費用がかかることを事前に伝えておかなければなりません。
追加費用がかかることに同意された場合のみ、追加の作業にかかるのが鉄則です。
もちろん、買取やリサイクルをすることにより、見積金額より請求金額が低くなるのはまったく別の話です。
見積金額より請求金額が多くなるのは、経験不足による未熟さを露呈しているようなものです。
正式な見積金額を出したなら、よほどのことがない限り請求金額が多くなることはありません。
見積金額から勝手に変えるようなところは避けましょう。

梱包も重要なポイント

形見分けの品や供養予定の品以外でも、きちんと梱包しているかどうかはとても大切なポイントです。
キレイなダンボールを使っているか、そしてきちんと梱包しているかどうかによってイメージがずいぶんと違ってきます。
たとえ行き先が処分場であったとしても、きちんと梱包されていることにより見栄えが良くなり、遺品をきちんと扱っていることでご遺族も満足されるはずです。
依頼主がご遺族の場合、どのような遺品であったとしても疎かに扱われることに抵抗を感じるものです。
梱包にも気を使うことができるところなら、その他のことについても十分に配慮できるところだと判断することができます。

積極的なアドバイス

初めて遺品整理を依頼する場合、どのような作業が必要になるのかわからない方がほとんどです。
そのような時に、積極的にアドバイスを行ってくれるところなら安心です。
賃貸物件の場合、作業に漏れがあると作業後にトラブルの元になることがあります。
また、持ち家の場合でも、二度手間になることがありますから、積極的なアドバイスは必要なことです。
特に、何から手を付けていいかわからない場合、積極的なアドバイスがなければどのような要望をすればいいのかもわかりません。
当社では、ご依頼主のために、積極的なアドバイスを行っておりますのでご安心ください。

作業のスピード

作業のスピードは、早ければ早い方いいと思われていませんか。
確かに作業のスピードが早ければ早く作業を終わらせることができますが、丁寧に作業を行うためにはある程度の時間が必要です。
必要な時間を無視し約束の時間通りに作業を終わらすことばかりに捉われると、必要なことに注意がいかなかったり、重要なことを見落としている可能性もあります。
遺品は、捨ててしまえばもう取り戻せる可能性はほとんどありません。
テキパキと作業をすることは大切ですが、雑な作業になっていないか注意することも大切です。

お客さまの声

本来であれば遺品を整理するのはご遺族であるはずですが、もろもろの諸事情によりできないことも多々あります。
何らかの事情により、ご遺族が遺品の整理ができないためプロに依頼するのでしょう。
そのため、依頼主の多くは表に出たがりません。
サービスに満足してだければ、それでもお客さまの声を寄せてくださる方もいらっしゃいます。
ホームページなどにお客さまの声が掲載されていたとしたら、それは満足度の高いサービスを提供している証拠です。
声だけでなく写真も掲載されているとしたら、本当にお客さまが声を寄せていると考えていいでしょう。
お客さまの声が多く掲載されているところなら、ある程度以上のサービスを提供してくれると考えられます。

口コミサイトの評価

お客さまの声が掲載されていない場合や数が少ないためよくわからない場合は、口コミサイトを利用するという方法もあります。
ただ、口コミサイトは、多くの方がこの上なく満足されたか、それとも不満があった場合に投稿されることが多いようです。
そのため、不満が目につく場合もありますが、その不満が正当なものかどうか見極めて判断することも必要です。
できるなら、自分自身の状況に似た投稿者を見つけ、その口コミを参考にするといいでしょう。

代表者の挨拶と資格、連絡先

ビジネスとして遺品整理を行っているとしたら、ホームページ上に会社情報を掲載するのは当然のことです。
会社名や所在地、代表者名が掲載されているか、連絡先が固定電話になっているかどうかを確認してみましょう。
そして、代表者の挨拶があるかどうか確認してみてください。
代表者の挨拶が掲載することで信頼度が増すだけでなく、お客さまに信頼してもらおうと努力していることがわかります。
会社名などだけでなく代表者の挨拶が掲載されているところは、ある程度信頼することができます。
合わせてどのような資格を持っているかもチェックしましょう。
また、連絡先が固定電話か携帯電話かもチェックしましょう。
会社名やホームページを頻繁に変更するところでも、連絡先が同じことがよくあります。
連絡先で検索することで、以前の会社の評判などをチェックできることもあります。
どちらにしても、連絡先が携帯電話だけの時は注意したほうがいいでしょう。

それぞれ判断材料の1つ

上記に挙げたポイントは、それぞれ判断材料の1つに過ぎませんが、1つずつ確認することで業者の全体像を把握すること可能です。
弊社では、ご依頼主が安心して依頼できるように、さまざまな努力を行っております。
まずは、弊社にご連絡いただき、スタッフがどのような対応をするかお確かめください。
ご自分の目でお確かめいただくことが何よりの判断材料になるはずです。